雪上でSUBARU AWDの本領を発揮する
今回のもうひとつのテーマが雪道走行である。担当は北国育ちなので雪道は決して特別な存在ではないが、実用型の4WDで長期間走る経験は、実はほぼ初めてだった。圧雪路、ブラックアイス、ミラーバーンといった路面状況が刻々と変化する冬道では、慎重な操作が欠かせない。そのうえで、駆動力という点で4WDがもたらす安心感は、2WDとは明らかに次元が違う。
実際、雪深い地域に足を運んでも不安を覚える場面はなく、とくに圧雪路での安定感は心強い。上り坂で停車するような状況でも、アクセルペダルをじんわりと踏むだけで、しっかりと路面を噛み締めながら再発進してくれる。今回はXモードを使うほどの状況に至らなかったが、以前試した際には、四輪それぞれを緻密に制御しながら進む感覚が印象に残っている。

フォレスターに搭載されるX-MODEだが今回は出番なし。雪深い圧雪路を走る機会もあったが、ノーマルモードで走破できてしまった。しかし、こうした機能が搭載されていること自体が安心感に繋がるわけで・・・。
雪道走行の翌朝、冷えた身体でフォレスターに乗り込む。ステアリングヒーターとシートヒーターは温まる範囲が広く、じんわりと身体を包み込んでくれる。エンジンをかけて暖気し、雪を払ってから走り出す。そんな雪国ならではの所作を思い出しながら、スバル車は走りだけでなく、こうした日常の場面でも運転手や同乗者に寄り添ってくれるのだと実感した。
肝心の実燃費だがカタログ値は13.5km/L(WLTCモード・サンルーフ装着車)。約1カ月間3843kmの燃費は11.9km/Lだった。これは高速走行だけでなく、雪道や都内でのちょい乗り、渋滞も含まれるのでかなり現実的な数値だと思う。
次回はストロングハイブリッドモデルのS:HEVを試す予定。今回のロングドライブと雪道体験を経たうえで、その違いがどう感じられるのか。ますます楽しみになってきた。

SUBARUと言えば4WDだが、フォレスターのシンメトリカルAWDは雪上での安定感が抜群で、真冬のドライブを愉しむことが出来た。
スバル フォレスター スポーツEX 主要諸元
●全長×全幅×全高:4655×1830×1730mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1640kg
●エンジン:対4 DOHCターボ
●総排気量:1795cc
●最高出力:130kW(177ps)/5200-5600rpm
●最大トルク:300Nm/1600-3600rpm
●トランスミッション:CVT(8速マニュアルモード付き)
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・63L
●WLTCモード燃費:13.6km/L
●タイヤサイズ:225/55R18
●車両価格(税込):419万1000円



