【1969年日本グランプリの記憶 ③】前哨戦を圧勝し自信満々で大一番に乗り込んだトヨタ7
ニッサンR382が完璧な1-2フィニッシュを決めた1969年日本グランプリ。前年の雪辱を期したトヨタ7は、川合稔の3位が最上位という結果に終わった。予選から排気量や完成度で上回る日産の後塵を拝し、レースでも大差をつけられての2年連続の苦杯。だが、ここに至るまでの開発の経緯を考えれば、3位は上出来とも言える結果だった。(タイトル写真は蟹江光正/見崎清志組の6号車トヨタ7と北野元/横山逹組の20号車ニッサンR382。6号車トヨタ7は予選8位、決勝13位)