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【1969年日本グランプリの記憶 ④】ポルシェの最新鋭マシン「917」のワークス体制での参戦に騒然
1968年と1969年の日本グランプリで、プライベートレーシングチームの草分けとして日産、トヨタのワークスチームと渡り合い、ビッグマシンの時代を演出したのが滝進太郎率いるタキ・レーシング・オーガニゼーションである。とくに1969年日本グランプリでは同年の世界メイクス選手権を初制覇したばかりのポルシェワークスと提携、選手権獲得の主戦だった908と最新鋭マシンの917を参戦させて日産/トヨタ陣営を震撼させた。(写真は14号車ポルシェ917。ワークスマシンと呼んでいい体制だった)
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【自動車博物館へ行こう】日産ヘリテージコレクションで快進撃を始めた当時の初代スカイラインGT-Rに触れる
1970年代を彩ったサーキットの猛者と言えば「スカイラインGT-R」に触れないわけにはいかない。日産ヘリテージコレクションには伝説のデビュー戦となった1969年JAFグランプリ優勝車が展示されている。(Motor Magazine 2017年3月号より)
1970年代、一世を風靡した初代スカイラインGT‐R
1960年代後半、サーキットはニッサン対トヨタのワークス対決でヒートアップ、日本のモータースポーツ熱は頂点に達していた。しかし、排気量無制限の怪物マシンによる戦いは浮世離れしていたのも事実だった。
1970年代に入ると、自動車の排出ガスが社会問題となり、自動車メーカーはGPからの撤退...