乗り心地は良く、燃費はさらに良い!
![画像: ゴルフでもおなじみ、1.4Lの直噴ターボエンジンに7速DSGを組み合わせ、アイドリングストップも備えたパワーユニット。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2021/11/10/f18d36334fde9656172d44d8b670a9f2737beb53_xlarge.jpg)
ゴルフでもおなじみ、1.4Lの直噴ターボエンジンに7速DSGを組み合わせ、アイドリングストップも備えたパワーユニット。
ちなみにここまでは、セダンとワゴンのヴァリアントでフィーリングの差はさほどない。顕著に現れるのはワインディングロードだ。40kgの車重差が、とくに上りで効いてくる。ヴァリアントは、コーナー手前のアクセルオフでストンとスピードが落ちてしまうので、それなりのペースで走ろうと思うとアクセルの踏み込み量も多くなり、エンジン回転数も高まって少しノイジーになってしまう。コーナーを縫うような走りは、ちょっとツラいかもしれない。
しかし、ハンドリングのポテンシャルの高さはさすが。無論、ヴァリアントは後ろが長い分、動きはやや鈍くなるが、セダンはすこぶる安定感が高い。クルマの挙動変化もゆっくりなので、ワインディングロードを走り慣れていない人だと、運転が上手になったような気がするはずだ。
乗り心地はかなりソフトライドだ。路面の悪い街中でもハイラインの17インチタイヤで何の問題もない。また個人的には、やはりパサートともなると華美とは言わないが、高級感のあるインテリアは欲しいので、ハイラインの方が素敵に映った。静粛性の高いゆったりした空間では、少々優雅な気分で寛ぎたくなるのは誰しも同じだろう。
さて、気になる燃費の方は、ブレーキエネルギー回生システムやアイドリングストップといったブルーモーション技術を盛り込み、10・15モードで18.4km/Lを達成している。まさにフォルクスワーゲンのダウンサイジング戦略恐るべし!といったところだろうか。
![画像: 見かけは地味だが、セダンの走りはけっこうスポーティ。1.4Lターボのパワーは必要十分といったところ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2021/11/10/c65afed8a582d469dbb0bf74bc0a5ca914a6f4bd_xlarge.jpg)
見かけは地味だが、セダンの走りはけっこうスポーティ。1.4Lターボのパワーは必要十分といったところ。
■フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント ハイライン 主要諸元
●全長×全幅×全高:4785×1820×1530mm
●ホイールベース:2710mm
●車両重量:1540kg
●エンジン種類:直4 DOHCターボ
●排気量:1389cc
●最高出力:90kW<122ps>/5000rpm
●最大トルク:200Nm<20.4kgm>/1500-4000rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:横置きFF
●10・15モード燃費:18.4km/L
●タイヤ:235/45R17
●当時の車両価格(税込):396万円