1970年代の後半に大ブームが起き、今もなお人々を魅了してやまないスーパーカーたち。そんな懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまでを紹介していく、スーパーカークロニクル。今回は、ランボルギーニ ムルシエラゴだ。

新生ランボルギーニを強く印象づけるモデルとなる

画像: エンジンは60度V12 DOHC 48バルブ。鋼管スペースフレームに補強として貼り付けられたCFRPがハイパワーを支える。

エンジンは60度V12 DOHC 48バルブ。鋼管スペースフレームに補強として貼り付けられたCFRPがハイパワーを支える。

トランスミッションもディアブロの5速MTから現代的な6速MTに変更された。後には、「eギア」と呼ばれるセミオートマチックトランスミッションも採用。また積極的に前輪にも駆動力を配分する4WDシステムなど、メカニズムも野心に満ちたものだった。

シャシは角断面を持つ鋼管スペースフレームで、これもディアブロと基本的には同じとなる。だが、剛性不足を解消するために、リアフレーム部の鋼管にCFRPなどのコンポジットを貼り付けるといった改善も行われている。強大なパワーにふさわしいシャシを与えられたといえるだろう。

カウンタック〜ディアブロからの流れを引き継いだウエッジ基調のスタイリングは、シザードアも含めてムルシエラゴに引き継がれている。ただし、デザインそのものはランボルギーニ社の内製といわれている。

ムルシエラゴはデビュー当初の6.2Lから始まり、2004年にはセミAT(eギア)搭載車やロードスター、2006年には6.5Lエンジンを搭載したLP640(最高出力640psから命名)と進化し、最終的には2009年に登場したLP670-4 スーパーヴェローチェ(最高出力670ps)まで到達する。まさに新生ランボルギーニを強く印象づけるモデルとなった。

モータースポーツへの参戦がこれまで以上に積極的に行われるようになったのもムルシエラゴの特徴で、FIA GT選手権へ参戦するための「R-GT」を初めとしてレースレギュレーションに対応したさまざまなレース仕様車が開発されていく。

メカニズム的にアウディから強い影響を受けているわけではないが、デビューした後の展開にはアウディのこのモデルに対する思いが感じられる。そしてその成功が2011年登場のアヴェンタドールへとつながっていく。

画像: フロントからだけでなく、どこから見てもランボルギーニと分かるスタイルは、このムルシエラゴにも引き継がれた。

フロントからだけでなく、どこから見てもランボルギーニと分かるスタイルは、このムルシエラゴにも引き継がれた。

ランボルギーニ ムルシエラゴ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4580×2045×1135mm
●ホイールベース:2665mm
●車両重量:1650kg
●エンジン種類:60度V12DOHC
●総排気量:6192cc
●最高出力:580ps/7500rpm
●最大トルク:650Nm/5400rpm
●燃料・タンク容量:無鉛プレミアム・100L
●トランスミッション:6速MT/6速AMT
●駆動方式:縦置きミッドシップ4WD
●タイヤサイズ:前245/35ZR18、後335/30ZR18

画像: amzn.to
amzn.to

This article is a sponsored article by
''.