2024年6月に発表された新型MINIクーパー 5ドア。エントリーグレードとなる1.5L直3ターボエンジンを搭載した「C」に試乗することができました。その仕上がりは「らしさ」と「進化」をしっかり体感できるものでした。

インテリアの進化には驚き! リアシートの居住性も向上。

新型MINIクーパー5ドアは、3ドアと同様、インテリアに大革命が訪れました。直径240mmの円形有機ELセンターディスプレイを採用したインパネ部分は、これまでのMINIらしい雰囲気を残しながら、デジタル化が急速に進んだ印象です。運転席メーターは廃止され、代わりにヘッドアップディスプレイを標準装備し、速度計や運転支援の動作状況などを、そこで確認するようになりました。

画像: 大きく進化したインテリア。物理スイッチは最小限に抑えられ、各種操作は直径240mmの円形有機ELディスプレイ内に集約される。運転席メーターはなく、ハンドル上部のヘッドアップディスプレイがその役割を担う。

大きく進化したインテリア。物理スイッチは最小限に抑えられ、各種操作は直径240mmの円形有機ELディスプレイ内に集約される。運転席メーターはなく、ハンドル上部のヘッドアップディスプレイがその役割を担う。

またセンターコンソール部分も大きく変更されました。インフォテインメントのコントローラーが廃止されたほかギアシフトはトグル式に変更されインパネ部分へ移設されたことで、センターコンソール部分には大きなオープントレーが設置され、ユーティリティ性が格段に向上したように思います。

気になるリアシートですが、ホイールベースは先代と同じ2565mmとなりますので、居住性は変わりません。しかし、先代のようにドリンクホルダーがリアシートにくっ付くように配置されることはなく、きちんと3人乗車が可能なレイアウトへ変更されたことで、左右の足運びが格段にスムーズになりました。

ラゲッジルームは275Lと、先代モデルよりも3L減となりますが、およそ変わらぬユーティリティ性を確保していると言えます。何より、6:4分割可倒式リアシートを活用することで最大925Lのラゲッジルーム容量を実現しているところは5ドアならではと言えます。

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