ガソリン、ディーゼルともマイルドハイブリッドを採用
オプションの4WSは、俊敏なハンドリングと正確な操縦性を実現する。プログレッシブ ステアリングと相まって、路面からのフィードバックが増加し、ステアリングレスポンスが大幅に改善され、よりダイレクトになった。低速では後輪を前輪とは逆方向に最大5度操舵し、市街地やタイトなカーブでの操縦性を向上させる。中速以上では同位相に操舵し、安定した、より正確なハンドリングを実現する。

アウディらしい、質感の高いインテリア。
エンジンは、150kW(204ps)を発生する2.0LのTFSI(ガソリンターボ)4気筒、同じく150kWを発生する2.0LのTDI(ディーゼルターボ)4気筒、そして270kW(367ps)を発生する3.0LのTFSI 6気筒を搭載。駆動方式は、2.0 TFSIはFF、3.0 TFSIは4WD、2.0 TDIはFFと4WDを設定する。
2.0 TDIと3.0 TFSIはマイルドハイブリッドのMHEVプラスを採用して、卓越したドライビング エクスペリエンスに大きな役割を果たしている。このシステムはエンジンをサポートし、パフォーマンスとドライビングの快適性を高め、CO2排出量を削減する。

現在のところ、3種のパワーユニットが搭載されるようだ。
また、モーターだけでの駐車も可能だ。市街地や渋滞の中をゆっくり走行するときや、郊外でもコースティング走行するときにもモーターのみで駆動する。さらにMHEVプラスは、発進時や追い越し時に最大230Nmの駆動トルクと最大18kW(24ps)のパワーでアシストし、減速時には最大25kWを回復させる。
新型A6セダンの室内遮音性は、先代モデルと比較して最大30%向上しており、これによりドライビングの快適性が向上している。窓の密閉性を高め、ドアシールを最適化することで、車室内の音響をより快適なものにし、風切り音も大幅に低減している。さらに、19インチ以上のすべてのタイヤには、いわゆるノイズアブソーバーが装備されている。新開発のエンジン トランスミッション マウントブッシュは、よりスムーズで静かな走りを実現している。
新型A6セダンはネッカーズルムの工場で生産され、世界中で販売される。ドイツでは2025年4月中旬から注文可能だ。エントリーグレードとなるTFSI(150kW)エンジンを搭載したA6セダンは、5万5500ユーロ(約900万円)からとなる。デリバリーは、2025年夏に開始される。なお、現段階では日本仕様に関してはアナウンスされていない。

A5では5ドア ハッチバックを採用していたが、A6は独立したトランクとなっている。