ヒョンデは、日本市場において2009年から大型観光バス「Univers(ユニバース)」を販売しているが、近年ではこうしたバスのZEV(ゼロエミッションヴィークル)化にも積極的である。そのひとつが中型電気バス「ELEC CITY TOWN(エレクシティタウン)」だ。今回は、ヒョンデといわさきグループが協定を締結し、そんな電気バスが世界自然遺産 屋久島を走ることになった。
災害時の非常電源として利用可能なIONIQ5とインスターが寄贈された
V2H機能を使い災害時の非常用電源車としても活用、協定式では、台風や豪雨などの災害リスクに備え、ヒョンデと屋久島町は電気バスのV2H機能を使用することで避難所や医療施設への電力供給を通じて、地域の防災を強化する。さらに今回は、ヒョンデから災害時の非常電源として活用可能なIONIQ 5とインスターが寄贈されている。

ヒョンデから屋久島町へ災害時の電源供給者としてIONIQ 5とインスターの2台が寄贈された。

屋久島町長は、寄贈されたヒョンデの2台のEVの活用方法も考えている。

ゼロエミッションアイランドを目指す屋久島町には電気自動車は最適な乗り物だと言えるだろう。
ヒョンデ エレクシティ タウン 主要諸元
全長×全幅×全高:8995×2490×3400mm
ホイールベース:4420mm
トレッド 前/後:2080/1855mm
バッテリー容量:145kWh
充電方式:CHAdeMO
航続距離:208km
最高速度:80km/h
駆動モーター:ZF製セントラルモーター
モーター出力:160kW
最小回転半径:7.6m
乗車定員:55人
登坂能力:25%
タイヤサイズ:275/70R22.5 150/145J