2025年、日本導入50周年を迎えたフォルクスワーゲン ゴルフ。Motor Magazine誌では、この記念すべき節目の年にゴルフ各モデルの実力を多角的に検証するマンスリーレポート企画をスタート。その第1弾には、シリーズ最強の高性能モデル「ゴルフ R ヴァリアント」を取り上げ、日常使用を通じてその真価を探る。(Motor Magazine 2025年6月号を再構成 撮影:平野 陽)

太めのハンドルを手にした瞬間から「R」に乗っている感覚が高まる

画像: ゴルフ8.5になり12.9インチへと大型化されたセンターディスプレイが特徴的なインテリア。最新のインフォテインメントシステムによって操作性も向上、「IDAボイスアシスタント」による音声操作で多彩な機能を操作可能。

ゴルフ8.5になり12.9インチへと大型化されたセンターディスプレイが特徴的なインテリア。最新のインフォテインメントシステムによって操作性も向上、「IDAボイスアシスタント」による音声操作で多彩な機能を操作可能。

室内に目を移すと、ゴルフ8.5の大型モニターが印象的だが、アドバンス専用装備のナパレザーシート(標準Rはファブリック&マイクロフリースシート)にも注目したい。

座面自体は硬くてしっかりとしているのに、表皮に触れた瞬間から柔らかいので、腰を掛けるのが気持ち良い。しかも大型で骨格がしっかりとした作りでホールド性も両立。ハンドルもやや太めで手にした瞬間から「R」に乗っている感覚が高まる。

ただ、唯一気になるのは、フロントシートが大型のために後席から前方が見づらく閉塞感が強いこと。後席に座ってもドライバーと同じように前方を見ていたい派(?)には残念だ。

ちなみにラゲッジルーム容量は標準モデルのヴァリアントと同等だが、このあたりの実用性については、次回以降のレポートで詳しくお伝えしたい。

堅実なヴァリアントに高性能なシャシとパワートレーンを載せた、まさに「真のハイパフォーマンスワゴン」。今や貴重となったステーションワゴンという選択肢の中で、これほど魅力的な1台はそう多くない。次回もゴルフ ヴァリアントの多面性を追っていく。

【ゴルフ日本導入50周年記念】ゴルフ R ヴァリアント マンスリーレポート
試乗期間:2025年3月17日〜4月15日
走行距離:1866km
平均燃費:11.2km/L

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