2025年、日本導入50周年を迎えたフォルクスワーゲン ゴルフ。Motor Magazine誌では、この記念すべき節目の年にゴルフ各モデルの実力を多角的に検証するマンスリーレポート企画をスタート。その第1弾には、シリーズ最強の高性能モデル「ゴルフ R ヴァリアント」を取り上げ、日常使用を通じてその真価を探る。(Motor Magazine 2025年6月号を再構成 撮影:平野 陽)
ゴルフシリーズのマンスリーテスト第1弾はR ヴァリアント

バンパーやサイドスカートなどR専用のエクステリア。シルバーマットクロームのドアミラーや専用ホイールも特徴。試乗車 R アドバンスは19インチアルミホイール(タイヤサイズは235/35R19)を装着していた。
2025年、日本における導入から50周年を迎えたフォルクスワーゲン ゴルフ。そしてMotor Magazine誌も今年7月で創刊70周年、そんな記念の年にあわせて、3月からゴルフシリーズのマンスリーテストをスタートした。その第1弾を飾るのは、ゴルフシリーズの中でもっとも高性能なモデル「ゴルフ R ヴァリアント アドバンス」を取り上げる。
「ゴルフのホットモデル」と聞けば、まずGTIを思い浮かべる人が多いだろう。しかし、より本格的なスポーツ性を求めたRシリーズは、ゴルフ4時代の「R32」から始まり、6で「ゴルフR」として登場。以降、各世代で受け継がれ、ヴァリアント(ワゴン)にRが設定されたのはゴルフ7世代からで、日本にも導入されている。
そんな「ゴルフ R ヴァリアント」はまさに「羊の皮をかぶった狼」と呼ぶにふさわしい快速ワゴンだった。