新型フォルクスワーゲン ゴルフ(8.5)。ついに日本の道を走る時が来た。デザインやインフォテインメントの刷新もさることながら、肝心の走りにおいて、これぞゴルフ、と呼べる剛健さを見せてくれた。(Motor Magazine 2025年4月号より/文:島下泰久)

音声認識システムが大幅に進化した8.5

音声認識システム「IDA」も搭載された。「ハロー、アイダ」の声がけで起動し、たとえば「足元が寒い」と言うとヒーターが入ったり、自宅が設定してあれば「自宅に帰る」でナビゲーションが設定されたり、といった働きをしてくれる。操作感はまずまずと言いたいところだが、目的を入力する際に住所を都道府県から伝えないといけなかったりと、まだまだ融通が利かないところも。

本国仕様ではChatGPTと接続して、こうしたところを助けてくれるようになっている。日本語版の開発、導入を期待したい。

画面のさらに下に、指でなでるような操作によって温度調整を可能にするタッチスライダーが備わるのはこれまでどおり。バックライト付きとなったことで、夜間の操作でも困らなくなった。

画像: 新インフォテインメントシステム「MIB4」は音声による機能操作「IDA(アイダ)ボイスアシスタント」を搭載する。「ハロー、IDA」や「ハロー、フォルクスワーゲン」と呼びかけると起動し、車両設定やエアコンなどを音声操作できる。レスポンスが非常に早く、使い勝手に優れているのが特徴。

新インフォテインメントシステム「MIB4」は音声による機能操作「IDA(アイダ)ボイスアシスタント」を搭載する。「ハロー、IDA」や「ハロー、フォルクスワーゲン」と呼びかけると起動し、車両設定やエアコンなどを音声操作できる。レスポンスが非常に早く、使い勝手に優れているのが特徴。

冒頭に記したとおり、操作系の多くをタッチスイッチやインフォテインメントシステム内にまとめたことは歓迎されたとは言えず、結果として今回は上級グレードのハンドルは物理スイッチに戻されているが、すべてをやめてしまったわけではない。開発側として良いと信じたものは、こうして改良を加えた上で残されてもいる。

私自身はコレ、目くじらを立てるほど扱いにくいとは感じておらず、慣れれば悪くないと思っていたので、この柔軟に対応しつつも主張は捨てない態度、いいじゃないかと思った次第である。

走りにかかわる部分での最大のトピックは、eTSIアクティブのパワートレーンが1.5L直4ターボに置き換えられたこと。要はeTSIスタイル用ユニットの出力を落としたものとなる。48Vシステムを用いたMHEVを組み合わせることも変わりはない。

画像: 従来の1L直3ターボから1.5L直4ターボへサイズアップしたゴルフ eTSI アクティブのパワートレーン。BSGを搭載したMHEV仕様である。

従来の1L直3ターボから1.5L直4ターボへサイズアップしたゴルフ eTSI アクティブのパワートレーン。BSGを搭載したMHEV仕様である。

実は目に見える変更はこれぐらい。シャシについても同様で、これもミハエル・ブラウ氏が話していたように、高く評価されている部分について、あえて手を入れるようなことはしていないのだ。

最初にハンドルを握ったのは、まさにそのeTSIアクティブである。試乗車はオプションのDiscoverパッケージ、テクノロジーパッケージ付きということで、フード先端の「VW」マークが光っていて、それだけで不思議と新しいクルマに触れるという気分が盛り上がった。

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