セグメントのベンチマークとして世界中のクルマの指標であり続けてきたゴルフ。そしてCセグメントハッチバックにブランドのエッセンスを採り入れて唯一無二を創造してきた1シリーズ。そんな世界が目指すCセグメントハッチバックを今も提供し続けるドイツ発の2ブランドの中から、真逆のキャラクターを持つフォルクスワーゲン ゴルフGTIとBMW 120(1シリーズ)でお届けしよう。(Motor Magazine 2025年5月号より/文:西川 淳、写真:永元秀和)

セグメント崩壊レベルの動的質感をみせたゴルフ

走らせてみれば、仕上がりのパーフェクトさに驚く。刺激的であるには違いないけれど、ホットハッチとかCセグメントといった領域論から逸脱した走りのクオリティである。商品としての完成度が驚くほど上がったぶん、以前に比べるとスリルに欠けるきらいもあるが、そこは真面目なイメージのドイツ産らしく、工業製品として真っ当な進化を果たしたというほかない。動的質感の高さはセグメント破壊レベルだ。

画像: ゴルフ8のGTIは、ひと目でそれとわかるX字型のフォグライトが特徴。またその周りを囲む大型フロントスポイラーや大開口のハニカムグリルが存在感を高めている。

ゴルフ8のGTIは、ひと目でそれとわかるX字型のフォグライトが特徴。またその周りを囲む大型フロントスポイラーや大開口のハニカムグリルが存在感を高めている。

1シリーズとゴルフ。いずれもセグメントスタンダードと言える存在だ。真逆のキャラに真逆のパワートレーンを積んだ2台だったが、いずれも走りの完成度が異常に高いことに脱帽した。この後、最近お気に入りの某国産車に乗ってみれば、体幹の違いをまざまざと思い知る。クオリティ密度の高さは流石のドイツ車であり、このクラスでは異例でもあった。

フォルクスワーゲン ゴルフ GTI 主要諸元

●全長×全幅×全高:4295×1790×1465mm
●ホイールベース:2620mm
●車両重量:1430kg
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1984cc
●最高出力:195kW(265ps)/5250-6500rpm
●最大トルク:370Nm/1600-4500rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:プレミアム・51L
●WLTCモード燃費:12.8km/L
●タイヤサイズ:225/40R18

BMW 120 主要諸元

●全長×全幅×全高:4370×1800×1465mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1460kg
●エンジン:直3 DOHCターボ
●総排気量:1498cc
●最高出力:115kW(156ps)/5000rpm
●最大トルク:240Nm/1500-4400rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:プレミアム・49L
●WLTCモード燃費:16.8km/L
●タイヤサイズ:205/55R17

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