Official Staff
【伝説のランボルギーニ④】“ベビー ランボ”のコンセプトで登場した「ウラッコ」は成功が約束されているはずだった
1970年のトリノショーに注目すべきモデルが登場している。パオロ・スタンツァーニが生み出したその新しいスーパーカー、「ウラッコ」は論理的なメカニズムで構築された意欲作だった。
4人が乗れる「小さなミウラ」
1970年に登場したランボルギーニ・ウラッコは、ディーノ246を意識して開発されたモデルだったが、そこにはパオロ・スタンツァーニらしい画期的なアイデアが盛り込まれていた。
ギアボックスとV8エンジンを横置きしていたウラッコは、素晴らしいハンドリングとふたり分のリアシートのスペースを確保していた。さらにプレス製のモノコックボディや前後ストラットのサスペンションなど「大量生産」を見据えた設...
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【伝説のランボルギーニ② 】ランボルギーニは「350GT」の誕生時からフェラーリの性能を上回ることが義務づけられていた
1964年5月、ついにランボルギーニ初の市販モデル「350GT」が登場する。フェラーリ出身のエンジニアが作り上げたモデルは、さらに性能や品質を向上させていた。(タイトル写真は350GT スパイダー)
すべての面でフェラーリを上回らなければならない
1963年に発表され大きな注目を集めたプロトタイプ「350GTV」は、1964年、市販モデル「350GT」としていよいよ市場に登場した。「350GTV」から進化した「350GT」は、ボディがアルミ合金製に改められ、居住性向上のためホイールベースが延長されていた。カロッツェリア・トゥーリングによるスパイダーバージョンも製作された。
さらに翌年には...