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ランボルギーニ シルエットはウラッコの進化型として登場した北米向けの2シーターのオープンモデル【スーパーカークロニクル/008】
スーパーカーといえば「ミッドシップの2シーター、エンジンはDOHCでV8以上。ただし、ほかに惹き付ける魅力があれば例外もあり・・・」というのがざっくりとしたイメージだろうか。1970年代半ばに大ブームが起きてから50年近くの歳月が流れ、そのイメージは少しずつ変わってきているようにも見える。本連載では1966年から現代までスーパーカーを並べていくので、変遷していくさまをお楽しみいただければと思う。【第8回はランボルギーニ シルエットだ。】
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【伝説のランボルギーニ④】“ベビー ランボ”のコンセプトで登場した「ウラッコ」は成功が約束されているはずだった
1970年のトリノショーに注目すべきモデルが登場している。パオロ・スタンツァーニが生み出したその新しいスーパーカー、「ウラッコ」は論理的なメカニズムで構築された意欲作だった。
4人が乗れる「小さなミウラ」
1970年に登場したランボルギーニ・ウラッコは、ディーノ246を意識して開発されたモデルだったが、そこにはパオロ・スタンツァーニらしい画期的なアイデアが盛り込まれていた。
ギアボックスとV8エンジンを横置きしていたウラッコは、素晴らしいハンドリングとふたり分のリアシートのスペースを確保していた。さらにプレス製のモノコックボディや前後ストラットのサスペンションなど「大量生産」を見据えた設...