2021年に日本で発売されるであろう輸入車ブランドモデルを一挙に、SUV編からスポーツカー編、ラグジュアリーカー編、コンパクトカー編、電気自動車編と順に紹介していこう。MHEV、PHEVをはじめとした電動化モデルが各カテゴリーでたくさん登場しそうである。(Motor Magazine2021年2月号より)

スポーツカー/スーパーカー編:注目のスーパーカーが2021年続々上陸予定

2021年スポーツカー部門で話題を集めそうなブランドがBMWだ。2020年9月に内容が公開された新型M3/M4は、4シリーズクーペに続いて縦長のメガキドニーグリルを採用。ボンネットにかけてこれと連続するパワーバルジ風のデザインも盛り込まれており、かなり目立つ存在となる。両車とも本国での発売は3月から。日本へのデリバリーはその先、年央くらいになると予想される。

もう1台、M5コンペティションも日本上陸が楽しみな存在だ。5シリーズは2020年9月にフェイスリフトモデルが発売され、渋滞時ハンズオフ走行を可能とするなど、ADASやコネクテッド系の技術を進化させた。ハイパフォーマンスモデルのM5にもそれらがいち早く移植されたほか、M8譲りの電動アクチュエーターを用いたM専用インテグレーテッドブレーキを採用するなど走りにも磨きをかけている。

スーパーカー系で注目されるのは、2020年9月にモデナ、ニューヨーク、東京の3拠点で同時発表されたマセラティMC20だ。跳ね上げ式のドアを備えた2シータースポーツで、カーボンモノコックシャシの採用により車重を1500kg以下に抑えている。新開発の3L V6ツインターボは630psとハイパフォーマンスだが、今後はBEVの展開も考えている模様だ。現在はモデナでの生産が立ち上がったばかり。日本への導入は早くても2021年後半になりそうだ。

画像: マセラティから新型ミッドシップスーパースポーツカー「MC20」が2020年9月に発表された。エンジンは「Nettuno(ネットゥーノ=イタリア語で海神ネプチューンを意味する)」と名づけられた完全新設計となる3L V6ツインターボエンジンは630ps/730Nmを発生。100km/hまで2.9秒で加速する実力を持つ。

マセラティから新型ミッドシップスーパースポーツカー「MC20」が2020年9月に発表された。エンジンは「Nettuno(ネットゥーノ=イタリア語で海神ネプチューンを意味する)」と名づけられた完全新設計となる3L V6ツインターボエンジンは630ps/730Nmを発生。100km/hまで2.9秒で加速する実力を持つ。

フェラーリは、すでに日本でもリリースの出ている2モデルの導入が待たれている。V8ツインターボエンジンをリアミッドに搭載するF8トリブートは、クーペボディだが、後に発表されたリトラクタブルハードトップを備えたスパイダーにも期待がかかる。

一方、2019年にクーペボディを日本でも発表し、2020年11月にスパイダーの存在も明らかになったSF90ストラダーレも注目の的。システム出力1000psと言われる3モーター式のプラグインハイブリッドの乗り味を早く味わってみたいものだ。

ポルシェでは、ようやくデリバリーの始まった911ターボと、今後上陸して来る718ケイマン/ボクスターのGTS 4.0 PDKが注目を集めそう。ダウンサイジングが盛んなこの時期に、自然吸気の4Lフラット6エンジンを搭載したことで話題となっている。

そしてアメリカからは、2020年1月に日本での受注が始まった新型シボレー コルベットのデリバリーが始まる。ミッドシップスポーツに生まれ変わったその乗り味にも興味津々だ。

画像: 7速MT仕様のポルシェ718ケイマン/ボクスターGTS 4.0は本誌でレポート済みだが、ついに待望の2ペダル仕様の7速DCT(PDK)搭載モデルが追加される。4L 対6NAエンジンを搭載し最高出力は400psを発生。 0→200km/h加速は13.7秒でMT車より0.4秒速い。

7速MT仕様のポルシェ718ケイマン/ボクスターGTS 4.0は本誌でレポート済みだが、ついに待望の2ペダル仕様の7速DCT(PDK)搭載モデルが追加される。4L 対6NAエンジンを搭載し最高出力は400psを発生。 0→200km/h加速は13.7秒でMT車より0.4秒速い。

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