2021年に日本で発売されるであろう輸入車ブランドモデルを一挙に、SUV編からスポーツカー編、ラグジュアリーカー編、コンパクトカー編、電気自動車編と順に紹介していこう。MHEV、PHEVをはじめとした電動化モデルが各カテゴリーでたくさん登場しそうである。(Motor Magazine2021年2月号より)

BEV編:お手頃なモデルも上陸予定でBEVが一気に増えそう

CO2の排出量削減のため、欧州の各ブランドは次々とBEV(バッテリー電気自動車)をデビューさせているが、この傾向は2021年もますます弾みがつく模様だ。それもBEV向きの大型のSUVはBMWのiXくらいで、サイズ的にもっと手頃なモデルが増えそうなのが興味深いポイントと言えるだろう。

比較的早い時期に発表されそうなのが、久々に日本市場に返り咲くオペルが投入するコルサ-e。136psのパワーユニットは、プジョーやDSなどのBEVと共通だ。

ボルボはブランドとして初のBEVとなるXC40 リチャージ P8を上陸させる。ツインモーターシステムの総合出力は408psというから、なかなかの高性能ぶり。デリバリー開始は年央から後半あたりと予想される。

高性能と言えば、アウディのRS eトロンGTにも注目だ。こちらもツインモーターで出力は598psと言われている。この他、フィアット500がフルモデルチェンジでBEVとなるほか、電動化宣言をしていたスマートもいよいよBEVに全面的に切り替わる。テスラはモデル3をSUV風としたモデルYを投入するなど、BEVは一気に増える。(文:石川芳雄)

画像: コンパクトSUVであるボルボ XC40をベースに開発されたBEV、XC40 リチャージ P8。「リチャージ 」の呼称は、BEVまたはPHEVが搭載された充電可能なボルボの車名として使われる。モーターの最高出力は408psを発生。1回の充電で航続距離400km以上(WLTPモード)という。充電は、急速充電システムを使って容量80%まで40分で充電が可能としている。

コンパクトSUVであるボルボ XC40をベースに開発されたBEV、XC40 リチャージ P8。「リチャージ 」の呼称は、BEVまたはPHEVが搭載された充電可能なボルボの車名として使われる。モーターの最高出力は408psを発生。1回の充電で航続距離400km以上(WLTPモード)という。充電は、急速充電システムを使って容量80%まで40分で充電が可能としている。

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