ラグジュアリー編:アウディはRSモデルが怒濤のモデルチェンジを実施
ラグジュアリーカー部門で注目のモデルと言えば、これはもうメルセデス・ベンツの新型Sクラスをおいてほかにないだろう。2020年9月にオンライン発表が行われ、今月から本国で発売の始まった11代目のW223型は、歴代のクラスが常にそうであったように、このブランドが有する最新技術が惜しみなく投入されている。
今回もっとも注目されるのは、ついに自動運転レベル3に対応すること。ドライブパイロットと呼ばれるこのシステムはドイツ本国の法整備を待って、2021年後半からオプション設定される模様だ。
複数用意されるパワーユニットはすべて48Vのマイルドハイブリッド化が行われ、将来的にはプラグインハイブリッドも登場しそうだ。日本でも発表は2021年初頭に行われる模様で、デリバリー開始は半ばからと予想されている。
2016年に登場した2代目ポルシェ パナメーラと、その翌2017年にラインナップに加わったパナメーラ スポーツツーリスモは、内外装のブラッシュアップのほか、ADASの進化やコネクティビティの充実が図られたフェイスリフトモデルの到着が待たれているところだ。
従来ターボと呼ばれていたグレードはターボSとなり出力も630psまで強化。PHEVの4S Eハイブリッドもシステム出力を560psに向上(共にパナメーラのみ)させている。
アウディはRSモデルの充実化が図られ、大挙して上陸を開始する。中でも注目されるのはRS7スポーツバック。標準型のA7スポーツバックにボディからモディファイを加え、全長/全幅を拡大する一方、全高は20mmローダウンしている。
ワゴンにのみ高性能車を設定するアウディの慣わしに従ったRS6アバントも同時に国内発表された。RS7スポーツバック、RS6アバント両車が搭載するパワーユニットは600psの4L V8ツインターボとなる。
一方、ミドルクラスのRSモデルでは、RS4アバントとRS5クーペ/スポーツバックの3モデルにフェイスリフトが行われた。搭載エンジンは共通で2.9LのV6ツインターボだ。これらアウディのRSモデルは1月から順次デリバリーが始まる。
マセラティからはギブリのハイブリッドが登場する。2Lの直4ターボにオルタネーター兼eブースターとなる48Vのマイルドハイブリッドシステムを加えた同ブランド初の電動化モデルだ。上陸時期は未定だが、そう遠くないはず。
DSブランドからはフラッグシップセダンのDS9が登場する。デザインに凝るブランドだけに、その仕上がりはとても興味深い。