マツダのプレミアムコンパクトカー、マツダ3は2023年4月に商品改良されました。さらに同年9月には特別仕様車「レトロスポーツエディション」を設定するなど、常に進化を続けています。今回は「マツダ3 ファストバック 20S レトロスポーツエディション」を試乗して、マツダ3の魅力を再考しました。

レトロスポーツエディションはマツダ3の魅力をさらに際立たせている

その中でも今回試乗した「レトロスポーツエディション」インテリアには、マツダ3の持つ完成されたデザインの魅力をさらに際立たせる専用装備が随所に施されています。

まず大きく目を引く茶褐色のシートは、焼いた土を意味する「テラコッタ」というブラウンカラーと、CX-60などの上級モデルで採用されているスエード調の「レガーヌ」のブラックカラーが組み合わされています。

画像: 専用のインテリア加飾が施されているレトロスポーツエディションで目を引くのは、レガーヌを多用したインパネまわり。思わず触りたくなってしまうほど魅力的だ。

専用のインテリア加飾が施されているレトロスポーツエディションで目を引くのは、レガーヌを多用したインパネまわり。思わず触りたくなってしまうほど魅力的だ。

さらにインパネに配されるパネルには、シートと同じレガーヌが採用されています。そこに施されるステッチ加工はテラコッタカラーとなっており、シートとの統一感がある非常に質感の高いものです。また、ドア・センターアームレストにも同様のカラーでステッチ加工が施されています。

この特別加飾に加えて、運転席は10wayパワシートを採用。ステアリングヒーターやシートヒーターも完備するなど快適装備も充実しています。またBOSE社製のサウンドシステムも標準で備わるなど、通常オプションで用意される装備などがてんこ盛りな点も特徴のひとつです。

走り出しからスムーズ。どこまでもカドの取れた洗練されたドライブフィール

画像: 試乗車のマツダ3 ファストバック 20S

試乗車のマツダ3 ファストバック 20S

今回試乗したクルマに搭載されるパワートレーンは、2L直4ガソリンにスタータージェネレーターを組み合わせたマイルドハイブリッド機構を備える「e スカイアクティブG 2.0」です。

出発すると感じるエンジンのスムーズさは、「高級車に乗っている」という雰囲気を実感させてくれます。あくまでモーターは縁の下の力持ちという印象で、非常に洗練されたガソリン車に乗っているとドライバーに感じさせる仕上がりでした。

とくにその印象を強く感じたのはエンジン始動時の所作です。24Vという小さな出力で駆動するスタータージェネレーターは、主にエンジン始動の際に手助けをしてくれるのでストップ&ゴーの多い街中で振る舞いの良さを実感できます。

これならアイドリングストップ後のエンジン再始動時に感じがちな振動を嫌がって機能をオフにする方も大幅に減るはずです。私もその一人でしたが、マツダ3に試乗している間にそれをストレスに感じることはありませんでした。

またこのマイルドハイブリッドの採用で、車速が完全に0km/hになる前にエンジンを停止させることが可能となりました。そのため、「今エンジンが止まったな」と乗員に意識させることなくスマートに作動してくれるところがプレミアムコンパクトに相応しい所作であると感じました。また、これによって大きく燃料消費の削減ができているというのも嬉しいポイントです。

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