インテリアは明確に「新しさ」を主張していた
GTIは、これまで同様に大きく口を開けたハニカムタイプのグリルが特徴。新型ではその左右端がエアガイドとスプリッターで囲われ、モータースポーツ直系のイメージを強めている。そしてリアに回ると、ブラックのディフューザーの左右からクロームのテールパイプが誇らしげに顔を覗かせていて、ちょっと嬉しくなる。

GTIの標準タイヤサイズは225/40R18となるが、試乗車はオプションの235/35R19(ブリヂストン製)を履く。
19インチのホイールは新デザイン。さらに、ブラックルーフの組み合わせが新たに用意された。試乗車はまさにその仕様。GTIには、やはり赤×黒がしっくり来る。
インテリアは、新しさがより明確だ。〝Discover〟の名で呼ばれる上級版では12.9インチに達するタッチスクリーンは、運転席に座ってみると意外と収まりは悪くなく、少なくとも私の座高だと前方視界も遮らない。

大型化されたディスプレイと刷新されたインフォテインメントシステムがトピック。(写真はeTSI)
注目はサイズ拡大だけではない。整理されたレイアウトやグラフィックスの美しさなど、あらゆる面でアップデートぶりは見事なほどだ。ドイツでは日本仕様にもいよいよ実装される音声認識機能は試せなかったが、基本的な使い勝手はOKを出していいところまで来ていたように思う。
タッチスイッチを多用した操作系にも大きく手が入れられた。象徴的なのがステアリングスイッチで、なんと全車ハードスイッチに戻されたのだ。これはユーザーの声に応えたもので、今のブランドのユーザー重視の姿勢が端的に反映されているポイントと映る。
一方、表面で指を滑らせて空調やオーディオなどの操作を行うタッチスライダーは継承された。ただし、こちらもバックライトが内蔵され、夜間の操作性を高めている。従来から慣れれば使いにくいものではなく、開発陣もそこに自負があったのだろう。ユーザーの声に耳を傾けつつ、良いと信じるものはブラッシュアップしたうえで使い続けているわけだ。
GTIはお馴染みのチェック柄のプレミアムスポーツシートを採用し、各部に赤の挿し色が入る。オプションではじめてリアルカーボンのトリムも用意された。