燃費性能と余裕の走りを高次元で両立した、スバル初のフルハイブリッド搭載モデルがクロストレック S:HEVだ。今回は東京から大阪まで往復1000km超を走り抜ける実走取材で、その静粛性や快適性、そして進化した「安心と愉しさ」というスバルらしさをあらためて体感した。

クロストレック S:HEVで挑む東京〜大阪ロングドライブ

画像: 大阪のシンボル、大阪城とクロストレックS:HEV。大阪市内の観光地とクロストレックの美しい写真は2025年10月1日発売のMotor Magazine11月号を御覧ください。

大阪のシンボル、大阪城とクロストレックS:HEV。大阪市内の観光地とクロストレックの美しい写真は2025年10月1日発売のMotor Magazine11月号を御覧ください。

旅の相棒は、サファイアブルー・パールのクロストレックS:HEV プレミアムEX。走り出すとまず、その静粛性に驚かされる。マイルドハイブリッドのe-BOXERよりも当然だが、明らかにEV走行比率が高くなり、バッテリー残量など条件次第ではエンジン始動なしでモーターのみの走行が続く。

2.5L水平対向4気筒エンジンと2基のモーターを積むことで、車両重量は1660kg(2L マイルドハイブリッドモデルは1560kg)に達するが、モータードライブの滑らかさで重さを感じさせない。

S:HEV専用セッティングの足まわりも秀逸だ。路面からの当たりは柔らかく、落ち着きのある乗り味は車格が一段上がったかのよう。市街地では、車内に入り込むロードノイズや風切り音も控えめで、エンジン音も大人しいので終始静寂が保たれていることが印象的だった。

高速道路に移ってもその印象は変わらず、強い加速によってエンジンが始動しても、振動はなく、ごく自然に速度を伸ばす。2.5Lエンジン+モーターのトルクは、かつてのレガシィ アウトバック3L自然吸気を思わせる余裕の走りで、大型SUVにも匹敵するものだ。

画像: ストロングハイブリッドを感じさせるのがこの表示。通常のタコメーターのある部分がパワーメーターになっており、アクセルペダルの踏み込み具合に応じて加速や回生、エコ走行など状況が分かる。その下側はパワーフローメーターが表示され、エンジンやモーター走行、バッテリーの充電などが一目瞭然。

ストロングハイブリッドを感じさせるのがこの表示。通常のタコメーターのある部分がパワーメーターになっており、アクセルペダルの踏み込み具合に応じて加速や回生、エコ走行など状況が分かる。その下側はパワーフローメーターが表示され、エンジンやモーター走行、バッテリーの充電などが一目瞭然。

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