「ホットハッチ」という言葉があるとおり、コンパクトハッチバックにスポーツ性を求める声は今も昔も変わらずある。そんな需要に応えるかのようなスポーツ性と、MTゆえのクルマを操る感覚を味わわせてくれる国産車、ホンダ シビックRSとマツダ3 ファストバック Xツーリングを連れ出し、それぞれの愉しさを探求した。(Motor Magazine 2025年5月号より/文:島下泰久、写真:平野 陽、根本貴正)

同じ国産Cセグメントでもそれぞれ異なる「らしさ」

速さをメインテーマにしたスポーツではなく、街中やワインディング路などの日常領域、あるいはそれプラスアルファの領域において打てば響くような軽快な走りっぷりこそが、シビックRSの最大の持ち味。しかもパッケージング、使い勝手も上々で、どんな場面にもフィットする。人気の理由に改めて納得させられた。

一方のマツダ3ファストバック Xツーリングは、素材選びから走り味までとにかく全身が上質。心よく反応するエンジンをMTで唄わせ、ひらりと舞うようなコーナリングを楽しむオトナのスポーツだ。両車、描き出されている走りの世界はまったく異なる。

画像: ホンダ シビックRS(左)とマツダ3 ファストバック Xツーリング。

ホンダ シビックRS(左)とマツダ3 ファストバック Xツーリング。

同じCセグメントというカテゴリーにあり、しかも国産車の中でも欧州志向がひときわ強いこの2台。しかしながらキャラクターはまったく違っていて、いずれも出来映えは素晴らしいものだった。世界で戦い、揉まれて強くなったシビックとマツダ3。存在していることが嬉しい、まさに日本が誇るCセグメントカーである。

ホンダ シビック RS  主要諸元

●全長×全幅×全高:4560×1800×1410mm
●ホイールベース:2735mm
●車両重量:1350kg
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1496cc
●最高出力:134kW(182ps)/6000rpm
●最大トルク:240Nm/1700-4500rpm
●トランスミッション:6速MT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:プレミアム・47L
●WLTCモード燃費:15.3km/L
●タイヤサイズ:235/40R19

マツダ3 ファストバック Xツーリング(ブラックレザーパッケージ) 主要諸元

●全長×全幅×全高:4460×1795×1440mm
●ホイールベース:2725mm
●車両重量:1490kg
●エンジン:直4DOHCスーパーチャージャー+モーター
●総排気量:1997cc
●最高出力:140kW(190ps)/6000rpm
●最大トルク:240Nm/4500rpm
●モーター最高出力:4.8kW(6.5ps)/1000rpm
●モーター最大トルク:61Nm/100rpm
●トランスミッション:6速MT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・48L
●WLTCモード燃費:17.7km/L
●タイヤサイズ:215/45R18

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