世界中の自動車メーカーが本格的な電動化を表明する中、PHEVで時代を先取りしているのが、ボルボが誇る「T8」シリーズだ。最先端であり最上級のアイコンとしてのその魅力を、検証してみよう。(以下の記事は、Motor Magazine 2018年8月号より)

斬新性と安全性を両立した電動AWDのシステム

実際、欧州では自動車の動力源に用いる電気モーターのことを「エレクトリックモーター」と呼ぶことが一般化しているので、ボルボがPHEVのことをツインエンジンと名付けたのは、実にうまいネーミングだといえるだろう。

さて、そんなT8ツインエンジンには、 常のPHEVとはひと味異なる特徴が備わっている。それは前車軸をガソリンエンジンで、そして後車軸を電気モーターで駆動することにより、4WD=AWDを実現している点にある。冬の間は雪が降ることが珍しくないスウェーデン発の自動車メーカーらしいアイデアだ。

画像: フラッグシップ ステーションワゴンのV90にもPHEVの「T8」が設定された。

フラッグシップ ステーションワゴンのV90にもPHEVの「T8」が設定された。

また「ふたつのエンジン」を前後に分けて搭載することで、居住スペースへの侵食を最小限に留めるいっぽう、重量物のバッテリーはセンタートンネル内に配置。重量バランスを最適化してハンドリングや乗り心地の改善に貢献させる。同時に、万一のアクシデントの際にもバッテリーがダメージを損わないようにすることで、火災などの二次災害の発生を防止している。これも安全性を重視するボルボならではの配慮といえる。

PHEVのもうひとつの魅力が、電気モーターだけで走行する際の優れた静粛性。深夜や早朝にクルマを動かす時、家族や周囲の住民に迷惑をかけなくて済むのは、大きなメリットと言えそうだ。(文:大谷達也/写真:永元秀和)

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