SUBARUは、2025 年4月17日に、新型「フォレスター」の日本仕様車を発表した。日常から非日常まで、あらゆる「期待」に応える正統派SUVとして、走行パフォーマンスはもちろん、快適性や実用性も新世代にふさわしい進化を遂げている。高度運転支援システム「アイサイトX」による安心感のグレードアップぶりも、気になるところだ。

ストロングハイブリッドはリッター18km越え

新型フォレスターのラインナップは、2タイプのパワートレーンを基本に「X-BREAK S:HEV」「Premium S:HEV」「SPORT」の3種類のグレードを核に構成される。

画像: 独自のシンメトリカルAWDの基本レイアウトを継承しながら、新たに開発した2.5L BOXERエンジンにシリーズ・パラレル方式のハイブリッドシステムを組み合わせた、「世界で唯一」のパワートレーン。高出力な駆動用モーターによる高い加速性能は、まさに「ストロング」にふさわしい。

独自のシンメトリカルAWDの基本レイアウトを継承しながら、新たに開発した2.5L BOXERエンジンにシリーズ・パラレル方式のハイブリッドシステムを組み合わせた、「世界で唯一」のパワートレーン。高出力な駆動用モーターによる高い加速性能は、まさに「ストロング」にふさわしい。

アウトドア志向に振った「X-BREAK」と、上級感にこだわる「Premium」には、動力源であるエンジンとモーターを効率よく使い分けるシリーズ・パラレル方式のストロングハイブリッドを搭載。専用の2.5L 水平対向エンジンに、駆動用と発電用の 2 つの高出力モーター、フロントデファレンシャルギア、電子制御カップリングをワンパッケージ化したトランスアクスルを組み合わせる。

エンジンは最高出力160ps/最大トルク209Nm、駆動用モーターは119.6ps/270Nmをそれぞれ発生する。広い走行シーンでメインの駆動力を発揮するのはモーターのほうで、モーターが苦手な領域をエンジン駆動がカバーするセッティングだ。AWDシステムは、プロペラシャフトで前後輪をつなぐ機械式を採用している。

モーターが主役ということで高められた効率によって、WLTCモードでの燃料消費率は、18.4~18.8km/Lを達成。加えてPCUをエンジンルーム内に配置することで燃料タンク容量アップを実現、トータルでの航続可能距離を伸ばしている。

画像: SPORTに搭載される1.8L BOXER直噴ターボエンジン。日常領域での扱いやすいさにこだわり、野やかな加速感と優れた燃費性能を実現している。

SPORTに搭載される1.8L BOXER直噴ターボエンジン。日常領域での扱いやすいさにこだわり、野やかな加速感と優れた燃費性能を実現している。

一方、よりダイレクトな水平対向パフォーマンスを味えるのが「SPORT」に搭載される1.8L 直噴ターボエンジンだ。最高出力177ps/最大トルク300Nmを発生するが、とくに低回転域からトルクフルな特性を重視、アクセルの踏み込みにリニアに反応する「気持ち良さ」を追求しているという。

こちらの駆動方式は「アクティブトルクスプリット AWD」で、制御の最適化と精緻な前後駆動力配分を実現。レーンチェンジのようなシチュエーションでも、ダイレクトな応答性とライントレース性、さらには路面状況に左右されない安定性を実現した。

トランスミッションはどちらのパワートレーンも、リニアトロニックとなっている。

新世代「アイサイト X」は上級グレードに設定

安全運転支援に関してすべてのグレードには、新世代「アイサイト X」を採用した「EX」が設定されている。渋滞時ハンズオフアシストやアクティブレーンチェンジアシスト、カーブ前速度制御といった先進が、ドライバーのストレスを抑制、スムーズな運転をアシストしてくれる。

画像: 自動車専用道路を使ったロングドライブのストレスを低減するのは、フォレスターとして初めて採用された高度運転支援システム「アイサイトX」だ。

自動車専用道路を使ったロングドライブのストレスを低減するのは、フォレスターとして初めて採用された高度運転支援システム「アイサイトX」だ。

ツーリングアシスト作動中には、「ドライバー異常時対応システム」が採用される。運転操作の異常を感知すると、自動で減速・停止しながらハザードランプの点滅とホーンで周囲へ警告する機能だ。事故回避の支援としては、ドライバー異常時対応システムとの連携が強化されたドライバーモニタリングシステムや、パルスブレーキ振動などで警告する機能も追加された。

全グレードに共通する安全装備としては、万が一の衝突時に、歩行者やサイクリストを守る「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」を世界初採用していることがニュース。

さらにステレオカメラに加えて広角単眼カメラや前側方レーダーを搭載することで状況把握精度を一気に高めた、新世代アイサイトを装備する。プリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションの拡大は、さらなる安心感につながることだろう。

新型フォレスターの価格帯は、404万8000円~459万8000円(税込)。グレードごとの価格差は比較的少なめで、パワートレーンも含めたチョイスはかなり悩ましいものになりそうだ。ちなみに月間販売台数は2400台を計画している。

【新型フォレスター ラインナップ&プライス(全車リニアトロニック/AWD)】

●水平対向4気筒1.8L DOHC 直噴ターボ
SPORT   4,048,000円
SPORT EX 4,191,000円
●水平対向4気筒2.5L DOHC 直噴 モーター<e-BOXER ストロングハイブリッド>
X-BREAK S:HEV  4,202,000円
X-BREAK S:HEV EX 4,477,000円
Premium S:HEV  4,488,000円
Premium S:HEV EX 4,598,000円

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