全身で「厚み」を表現する新エクステリアデザイン
1997年の初代フォレスター誕生から、はやくもが30年が過ぎようとしている。スバルのお家芸と言える水平対向エンジン、4WDシステムがもたらす優れた運動性能、悪路走破性など、その個性は多くのファンを集めてきた。

フリントフェンダー後部にエアアウトレットを配置、エンジンアンダーカバーのほか外装各部にフィン形状を採用するなど、空力性能を向上させる工夫を随処に盛り込む。優れた走行安定性とともに、燃費性能の向上にもメリットがある。
同時に実用車としてのクオリティを磨きぬくことで、グローバルでSUBARUブランドを代表する存在に、成長している。新しい第6世代フォレスターも、時代の変化に寄り添うように、大胆なイメージチェンジを果たしている。
エクステリアのデザインコンセプトは、「Ready for Adventure ~いつでも冒険に出られる、頼れる GEAR~」。まずは上級感をアピールするべく、ボリュームのある堂々としたプロポーションを実現している。
強烈な第一印象を残すのは、厚みのあるフロントマスクだろう。フロントグリルからヘッドランプに至るつながりがワイド感を強調するとともに、フォグランプを囲むようなアレンジが、安定性を感じさせる。

ボリューム感のある堂々としたプロポーションがデザインテーマ。前後に軸の通った、強い骨格が特徴だ。写真はX-BREAK S:HEV EXでボディカラーはクリスタルブラック・シリカ/オータムグリーン・メタリックの2トーン。
リアまわりもまた厚みとワイド感を強調するデザインを採用、どの角度から見ても圧倒的な存在感を放つ。リヤゲートガーニッシュに堀り込んだ「FORESTER」オーナメントは、従来以上の力強さをアピールするポイントのひとつだ。
新しいフォレスターのデザインは、「視界性能」にもこだわっている。死角を減らすだけでなく、たとえば運転時にフロントワイパーが視界に入らない設計にするなど、ドライビングを阻害しないための視界確保を徹底しているようだ。
ボディカラーは、新色のリバーロック・パールを含む全 11 色のボディカラーを設定する。ブラックルーフとのコンビネーションとなる2トーンカラーのバリエーション展開も、6代目フォレスターの新たな個性を際立たせることだろう。