造形美と機能美を融合する「隠された」物理スイッチ
インテリアデザインは、日本ならではの時の移ろいや季節の変化に寄り添い生きる美意識を「Time in Design」というテーマに凝縮。そこから「Time is Luxury」という概念を紡ぎ出し、開発された。目指したのは、リビング感覚で過ごせる空間性能。そのために機能性、造形美というハード面のデザインに加え、光や音などのソフト面の開発にも注力したという。
フロントやサイドのウインドウ枠の下端を、可能な限り低い位置に設定。ガラス面積を大きくとることで、優れた開放感を得ることができる。一方でキャビンロア部は包み込み感を重視、落ち着いた雰囲気を漂わせる。
広大な開口部が与えられたパノラマルーフには、99％UVカット効果のある「Low-eガラス」を採用する。写真のインテリアカラーは、これまでもLEXUSがモチーフにしてきた盤部＾の色味をナチュラルに表現した、新色の「アオタケ」。独特の清楚感は、さらに心地よい空間を生む。
たとえば人の感性に寄り添うインターフェイスとして、物理スイッチを内装に同化させた「Responsive Hidden Switches（レスポンシブヒドゥンスイッチ）」を世界で初めて採用。
「Responsive Hidden Switches（レスポンシブヒドゥンスイッチ）」は、物理スイッチを内装に同化させたもの。通常はとてもすっきりとした印象だ。
レスポンシブヒドゥンスイッチの機能アイコン点灯時はこうなる。手をかざすことで作動する機能だが、推し間違いの防止にも配慮しているという。
手をかざすことで機能アイコンが点灯。静電タッチパネルのようにシンプルですっきりとした造形美を備えつつ、しっかりとした「押した感」が確実な操作性も両立している。
すべての乗員に心地よく特別な移動空間を提供するためのパーソナライズサービス「SensoryConcierge（センサリーコンシェルジュ）」の搭載も、LEXUS初だ。
Sensory Concierge（センサリーコンシェルジュ）の動作イメージ。イルミネーション、音楽などによって視覚と聴覚に訴えかけるだけでなく、シートクッションに内蔵したリラクゼーション機能との連動によって、乗員は全身でくつろいだ移動空間を満喫することができる。モードは、INSPIRE／RADIANCE／REVITALIZEの3種類から選べる。
音楽やマルチメディア動画といったさまざまなコンテンツに、空調、シート内蔵マッサージ機能、イルミネーションを連動させて制御。３つのモードでリラックスさせるだけでなく時に高揚感も与えるような、パーソナライズ体験を提供する。
音楽やマルチメディア動画といったさまざまなコンテンツに、空調、シート内蔵マッサージ機能、イルミネーションを連動させて制御。３つのモードでリラックスさせるだけでなく時に高揚感も与えるような、パーソナライズ体験を提供する。
ドライビングの歓びを高めてくれそうなのが、構造から見直されたフロントシートだろう。肩甲骨を支えることで操舵時の身体への負担を軽減するなど、ドライバーがクルマの挙動を素早く認知、判断し、より精密に愛車を操ることができる「最適な姿勢」を確保しているという。
静粛性を最大限に高めるために高遮音タイプのドアガラスを採用、シール部材の改良とあいまって、室外からのノイズをシャットアウトする。吸音材／遮音材／制振材の分量や厚みとともに配置まで最適化することで、自然でバランスのよい音響空間が生まれている。
