2023年もさまざまなクルマたちのハンドルを握ったモーターマガジン執筆陣が、年間を通じてもっとも印象に残ったクルマを選ぶ。(Motor Magazine2024年2月号より)

車庫事情が許せば本気で欲しい 「レンジローバースポーツ」── 佐藤久実

画像: 2023年一番印象の残った1台:ランドローバー レンジローバー スポーツ。

2023年一番印象の残った1台:ランドローバー レンジローバー スポーツ。

2023年もっとも印象に残ったクルマは、ランドローバーのレンジローバースポーツ。モダンでスポーティで、個性的なデザイン。

電動化が進む中、まだまだ内燃機関のニーズも高いが、このクルマに搭載されている3L直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジンは静かで振動がなく滑らかで力強く、上質で魅力的。最新のテクノロジーが搭載され、快適性とハンドリングが両立されるが、代々伝わるレンジローバーならではの「優雅さ」もしっかり伝承されている。

「砂漠の女王」レンジローバーのオフロード性能はそのままに、オンロードでのパフォーマンスの幅が広がっているところが凄い。車庫事情が許せばホンキで欲しい1台。

佐藤久実が2024年に期待する1台「ヒョンデ アイオニック 5 N」

画像1: 2024年に期待する1台:ヒョンデ アイオニック 5 N。

2024年に期待する1台:ヒョンデ アイオニック 5 N。

24年に期待するのは、ヒョンデのIONIQ 5 N。パワフルな電気自動車は存在するが、「N」というブランドまで作り、電気自動車ならではのパフォーマンスを高めたクルマはどんな出力特性、ハンドリングなのか、興味深い。

日本導入は23年最大の嬉しい驚き「コルベットZ06」── 島下泰久

画像: 2023年一番印象の残った1台:シボレー コルベット Z06。

2023年一番印象の残った1台:シボレー コルベット Z06。

本国仕様は「センタークアッド」マフラーのうち2本が直管と聞き、日本導入は難しいかなと思っていただけに、シボレー コルベットZ06の上陸は、2023年最大の嬉しい驚きとなった。

排気系が変更されてパワーも下がったが、それでも646psを発生する5.5L自然吸気V8のフィーリングは素晴らしく、シャシもそれをしっかり受け止めていて、走っている間ワクワク、ゾクゾクが止まらなかった。

ぜひ手に入れたいが、世界で日本で大人気というから、指をくわえて見ているしかないだろうか。

島下泰久が2024年に期待する1台「メルセデス・ベンツ Eクラス」

画像: 2024年に期待する1台:メルセデス・ベンツ Eクラス。

2024年に期待する1台:メルセデス・ベンツ Eクラス。

2024年に期待するのはメルセデス・ベンツのEクラス。将来の電動化、デジタル化との橋渡しのクルマだと言うが、国際試乗会で体験した乗り味、最新のインフォテインメント、運転支援装備の制御は、どれも溜息が出るほど素晴らしかった。

日本車はまた引き離されたとうなだれてしまう、間違いなく乗用車の基準を塗り替える1台である。デザインはちょっとアレだけど。

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