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ランボルギーニ ミウラのSVRやP400Sなど、代表的な3モデルを写真とともに振り返る【スーパーカークロニクル/002】
スーパーカーといえば「ミッドシップの2シーター、エンジンはDOHCでV8以上。ただし、ほかに惹き付ける魅力があれば例外もあり・・・」というのがざっくりとしたイメージだろうか。1970年代半ばに大ブームが起きてから50年近くの歳月が流れ、そのイメージは少しずつ変わってきているようにも見える。本連載では1966年から現代までスーパーカーを並べていくので、変遷していくさまをお楽しみいただければと思う。【第2回も第1回に引き続きランボルギーニ ミウラだ。】
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【真夏のスーパーカー特集01】すべてはランボルギーニ ミウラから始まった
スーパーカーの起源には諸説あるが、1966年のジュネーブショーで披露されたランボルギーニ ミウラがその嚆矢と考えるのが妥当だ。大排気量エンジンをリアミッドに搭載するパッケージングは、その後、スーパーカーのアイコンとして世界中で認知されることになる。(タイトル写真:1971年式ミウラP400S)
市販乗用車の常識を覆したランボルギーニ ミウラ
1965年のトリノショーでランボルギーニが展示したベアシャシ「TP400」は、まだボディが被さっていないにもかかわらず来場者の目を釘付けにした。鋼板を溶接して構成されたバックボーンフレーム、そのリアミッドには4LのV12 DOHCエンジンが搭載されて...