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【ヒットの法則129】初代BMW1シリーズに設定された130iはラインアップの価値をさらに高めた
初代BMW1シリーズ(E87)がドイツで発表されたのは2004年のこと。Cセグメントでは実用面を重視してFFとするのが常識であったが、BMWはFRレイアウトであることで走りを追求してプレミアムであることを主張、確かな存在感を示すことに成功した。そして2005年秋にはそのコンパクトなボディに3L直6エンジンを搭載した「130i」を投入している。そしてこのモデルの発表が、1シリーズの地位を確実なものにしていくことになる。それはどういうことなのか。Motor Magazine誌では、130iを中心に、1シリーズのスポーツ性についてじっくりと検証している。(以下の試乗記は、Motor Magaz...
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【ヒットの法則128】2代目メルセデス・ベンツA200ターボにはホットハッチへの憧れが感じられた
2005年11月、2代目メルセデス・ベンツAクラスに2Lターボエンジンを搭載した「A200ターボ アバンギャルド」が追加された。2004年に登場した2代目Aクラスは初代のコンセプトを継承してサンドイッチ構造のシャシを備えた実用モデルだったが、シティコミューターとしてだけではなく、スポーツモデルの展開への意欲もあった。このモデルは「AクラスのGTI」と呼ばれ、第3世代での大幅路線変更のきっかけとなっていく。2005年登場当時、このモデルはどう評価されたのか、振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2006年1月号より)
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【ヒットの法則124】2005年、BMWのパワーユニット戦略は次世代に向けて大きく動き出した
2005年、当時ハイブリッドに積極的ではないメーカーと言われていたBMWがダイムラークライスラーとGMによるハイブリッド共同開発陣営に加わることを表明した。また2005年秋に行われたフランクフルトモーターショーではBMWはハイブリッドのスタディモデル「X3エフィシェント・ダイナミクス」を発表、市場を驚かせた。そのハイブリッドシステムは高効率化されたバルブトロニックエンジンにトランスミッション内の小型モーターを組み合わせたもので、モーターはあくまで「ブースター」だと主張していたのも印象的だった。2005年当時、BMWは次世代パワーユニットをどのように考えていたのか、北米市場でレクサスのハイ...