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【真夏のスーパーカー特集15】マセラティ メラクはV6エンジン搭載で2+2を実現
1968年にフランスのシトロエン傘下となったマセラティは、70年代に入ると2台のミッドシップスポーツカーを相次いで発表した。それがボーラ(1971年)とメラク(1972年)である。この2車はボディ構造やボディパネルなど多くを共用したが、後発でありボーラの弟分でもあるメラクには独自の構造も採用されていた。
シトロエンの技術を随所に採用
1968年に経営難からシトロエン傘下となったマセラティだが、実は当時のシトロエン自体も決して経営状態は良くなかった。そんな状況であったから、マセラティを傘下に収めると、自社技術の有効活用のため、すぐさま積極的に関与するようになる。
そのひとつが、V6エンジン...
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【真夏のスーパーカー特集01】すべてはランボルギーニ ミウラから始まった
スーパーカーの起源には諸説あるが、1966年のジュネーブショーで披露されたランボルギーニ ミウラがその嚆矢と考えるのが妥当だ。大排気量エンジンをリアミッドに搭載するパッケージングは、その後、スーパーカーのアイコンとして世界中で認知されることになる。(タイトル写真:1971年式ミウラP400S)
市販乗用車の常識を覆したランボルギーニ ミウラ
1965年のトリノショーでランボルギーニが展示したベアシャシ「TP400」は、まだボディが被さっていないにもかかわらず来場者の目を釘付けにした。鋼板を溶接して構成されたバックボーンフレーム、そのリアミッドには4LのV12 DOHCエンジンが搭載されて...