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新しいパワートレーンを搭載したC5は、シトロエンらしいクルマになった【10年ひと昔の新車】
2010年5月、第2世代のシトロエンC5に初のマイナーチェンジが行われた。注目はベーシックグレードのパワートレーンを一新し、新しいエンジンとトランスミッションを採用したことだった。アッパーミドルのサルーン/ワゴンでも、「パワートレーンは出しゃばらず控えめに」、というクルマ作りはいかにもシトロエンらしいものだった。Motor Magazine誌では日本上陸間もなく、独自に試乗テストを行っている。シトロエンらしい独創性はどのように実現されていたのだろうか、今回はその試乗テストの模様を振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2010年10月号より)