【ヒットの法則269】ボルボ XC90 3.2はSUVパワー戦争と一線を画す存在だった
2006年に登場したボルボXC90 3.2は、当時のプレミアムSUVのハイパワー化の流れにあって異色の存在だった。世界的にも稀少なレイアウトとなった直列6気筒エンジンをボルボはあえて新開発し、従来の5気筒に代えて搭載。しかもこのエンジンは自然吸気としていた。この新しいエンジンの性格はXC90のキャラクターとどうマッチしていたのだろうか。函館で行われた試乗会の模様を振り返ってみよう(以下の試乗記は、Motor Magazine 2007年1月号より)