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【ヒットの法則58】5代目パサート ヴァリアントはプレミアムブランドに負けない内容を持っていた
2005年春、スタイリッシュ&エモーショナルな方向へ大転換して注目を集めた5代目パサートに、スポーティなスタイリングを実現したヴァリアント(ワゴンモデル)が登場した。それまで実用性を優先して地味なイメージもあったパサートが完全に新しいクルマとなった瞬間だった。その発表時の模様を振り返ってみよう。(以下の記事は、Motor Magazine 2005年8月号より)
プレミアムな雰囲気を持ったワゴンの人気は高かった
アコードやアベンシス、あるいはプリメーラなどが属するDセグメントのステーションワゴンは、日本ではミニバンの台頭で影が薄くなってしまっている。しかしドイツを中心とするヨーロッパ市場...
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【ヒットの法則53】世界限定500台で登場したトゥアレグW12スポーツは“SUVのスーパーカー”だった
2005年、初代トゥアレグにW12気筒エンジンを搭載したモンスターSUVが登場し世界を驚かせた。現在の「スーパーSUV」の元祖とも言える存在で、フォルクスワーゲン初の1000万円超えも話題となった。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2005年8月号より)
高価だけど“2倍”の価値あり
昨年2004年秋のパリモーターショーでデビューした「トゥアレグW12」、つまりW型12気筒エンジン搭載モデルは500台が限定生産され、そのうちの100台が日本に導入されることになった。
このW12気筒エンジンはもともとスポーツカー用として開発されたもので、2002年にイタリアのナルドで24時間...
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【ヒットの法則52】5代目ゴルフGTIには忘れかけていた「GTI魂」が感じられた
2005年、5代目ゴルフGTIは熱狂的な歓迎を受けて日本に上陸した。すでに欧州で高い評価を受けてはいたが、はたしてその魅力は日本の道でも発揮することができたのか。GTI好きの石川芳雄氏がゴルフGTIのDSG仕様と6MT仕様に2日間じっくりと乗り込んで検証している。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2005年7月号より)
恋い焦がれながら手に入れることのできなかった2代目GTI
まことに私的な書き出しだけれど、ゴルフGTIにはほろ苦い想い出がある。1980年代に本気で恋い焦がれたものの成就せず、片想いに終ってしまったのだ。
僕がGTIの存在を初めて意識したのは、確か1970年...