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3代目トヨタ ヴィッツは市場が求める「よくできたコンパクトカー」に進化していた【10年ひと昔の新車】
2010年12月、トヨタのコンパクトカー「ヴィッツ」(現行ヤリス)がフルモデルチェンジし、3代目となる新型が登場した。6年ぶりの全面刷新でヴィッツはどう変わったのか。デビュー間もなく行われた国内試乗会の模様を振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2011年3月号より)
クルマの停止と同時にすぐエンジンが止まるアイドリングストップ
ヴィッツは1999年に初代モデルが発売されたが、ここまで12年、世界での販売累計は350万台にも達している。トヨタの屋台骨を支えるモデルに育ったわけだが、未来を見通してみると、プリウスと並びさらにその存在の重要度が増していくことは間違...
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【平成クルマ遺産⑧】グローバル コンパクトがやってきた! トヨタ ヴィッツの衝撃
平成に入って何が変わったか? と言えば、それはクルマの作り方だろう。さらなる市場を海外に求めた国内メーカーは、こぞってプラットフォームやエンジンの刷新に乗り出す。厳しさを増す環境基準や安全性能など、動力性能だけでなくクルマのベーシックな基本性能を大幅に向上させる必要に迫られたのだ。その恩恵をもっとも受けたのが、ほかでもないコンパクトカーだったと言えるかもしれない。今回はその嚆矢となった、トヨタのヴィッツの歴史を振り返る。
可愛いだけじゃない、これが欧州テイストだ
平成の時代に入り大きく変わった「クルマの作り方」。国内のバブル経済崩壊と時を同じくしてグローバル化が急進展、そして韓国勢の追い...