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【ヒットの法則212】V10を搭載したアウディS6/S6アバントが目指したのは究極のスポーツリムジン
2006年のデトロイトモーターショーでデビューした3代目アウディS6/S6アバントは、前年の東京モーターショーでお披露目されたS8の流れを汲む5.2L V10エンジンを搭載していた。当時、V10エンジンは「V8よりもプレミアムで、V12よりもコンパクトで環境に優しい」とされ、ポルシェ・カレラGT、ランボルギーニ・ガヤルド、BMW M5などが次々と搭載。ハイパフォーマンスモデルにふさわしいパワーユニットとして大きな注目を集めていた。そんな中で登場した3代目アウディS6/S6アバントはどんなモデルだったのか。日本導入を目前に、ドイツで行われた国際試乗会の模様を振り返ってみよう。(以下の試乗記...
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【ヒットの法則210】2006年、アウディのTDIのエンブレムは欧州で羨望の的だった
「先進的な技術」をアピールすることでその優位性を確立してきたアウディだが、クワトロとともにそのブランド力を引き上げてきたのがクリーンディーゼル「TDI」だった。2006年、Motor Magazine誌は欧州のディーゼル市場をリードしていたアウディのディーゼルエンジン搭載モデルをドイツでテストしている。さっそくその模様を振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2006年8月号より、タイトル写真はアウディA6アバント2.7TDI)
TDIはクリーンディーゼルのアイコン的存在
2005年秋、東京モーターショーのため来日したアウディAGのDr.ヴィンターコルン会長との...
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【輸入車年鑑 2020】マイナーチェンジされた新型R8はアウディ史上最強の旗艦スポーツ
2016年に2代目へとモデルチェンジしたR8クーペ&ロードスターは、2019年8月に大きな進化を果たしている。自然吸気5.2L V10エンジンは、アウディの市販モデルとして過去最高の最高出力620psを発生。これに7速DCT(Sトロニック)を組み合わせる。クワトロ(4WDシステム)は、運転状況に応じて駆動トルクを自動で分配し、極限の状況では前輪または後輪のいずれかへ100%のトルクを伝達することも可能となっている。今回は新刊ムック「Motor Magazine 輸入車年鑑 2020」から、アウディR8クーペの試乗テストの模様をお届けしよう。